ピサロデッキでふりかえるライバルズ
これまでの魔剣士デッキを環境ごとにふりかえっていくものになります。それと共に当時の思い出や私の状況も書き留めていきますので、少しでも共感して懐かしんでいただければ幸いです。
自分語りを含みますが、デッキ紹介もしっかり書きますので気になるところを読んでいただればと思います。紹介→その弾の感想という形で進めていきますが、紹介の部分では自作デッキだとどうしても主観が多めに入ってしまいます。ご注意ください。
これまでいただいてきた多数のデッキを載せています。非常に長いですが、ライバルズがそれだけ続いてきた証であり、どうしても1ページにまとめたいという思いからこのような形にしました。
ではいきます。
- スタンダードパック
- 2弾 解き放たれし力の咆哮
- 3弾 不死鳥と大地の命動
- 4弾 モンスターもりもり物語(ストーリー)
- 5弾 勇気の英雄譚
- 6弾 小さな希望のシンフォニー
- 7弾 光と闇の異聞録
- 8弾 一攫千金!カジノパラダイス
- 9弾 再開と誓いの世界(ロトゼタシア)
- 10弾 破壊と創造のフロンティア
- 真1弾 英雄たちの凱旋
- 真2弾 そして伝説は高らかに
- 真3弾 星降りの決戦
- その他あれやこれや
- 終わりに
スタンダードパック
ランプピサロ
魔剣士といえばこれ、非常にシンプルなランプピサロ。英雄がなくドローするカードも弱い当時は振れ幅が非常に大きかったが、それでもTier2はあった環境デッキ。ナーフ前アグロゼシカには1億%負けてた。
11/2にメンテと共にライバルズが始まり、事前予約までして待ってた私としては待った時間がかなり長かった記憶があります。遊べるようになってからは初心者なりにいろいろ楽しんでいましたが、カードゲームを遊ぶこと自体初めてだったため用語も環境デッキの正しいプレイも分からず右往左往していました。
環境中期に今のギルドに入ってからは環境デッキにも触れるようになり、ドルマゲス・ゼルドラドを引いたことがきっかけで使い始めたピサロの腕も段々上がるようになりました。ただそんなにガチでやっていた訳ではなく、自分でデッキ組むことはほぼなかったです。このときはランプピサロが高額な影響を受けて錬金石不足になっており、これしか使えなかったからという理由で使い続けていました。
2弾 解き放たれし力の咆哮
おうえんランプピサロ
7ネルゲルはピサロだけに許された最強ムーブであり、先置きすれば勝ちとまで言われたネルゲルのパワーを最大限発揮していた。それを補助するつかいまも上方修正後は暴れまわっていた。魔界の磁場は同時期にバフされるも、安定性に欠けることが足を引っ張りすぎてテンプレにはなれなかった。
ピサロ専用で2弾らしいカードはドン・モグーラとゴンズくらいではありましたが、つかいまの上方修正が来たこともあって多少はコントロール寄りに組めるようになりました。そこでいただいたものにネルゲルメタの裁きの炎をねじ込んだのがこちら(↑)のデッキで、どこで展開、盤面リセットするか考えるのが楽しいデッキでした。
3弾 不死鳥と大地の命動
アグロピサロ
特筆することもないようなランプは一応生き残ってはいたが、この頃メジャーだったのはどちらかと言えばこちらだった。元のリーダーコンセプトと沿わないこともあり共通ユニットが大部分を占めるが、それを補ってなお余りあるどくや・ゲマ・邪神という布陣とデメリットカードが噛み合うことによってラダー向きデッキ兼憎まれデッキとして親しまれた。
バリアピサロ
当時使っている人はほとんどおらずマイナーなデッキではあったが、とあるプレイヤーが引退まで愛用していたデッキタイプ(そのため尊敬の意も込めてデッキレシピは当時のものそのまま)。ダックカイト、どぐうせんしといった高スタッツユニットやデスストーカー、じごくのヌエといったフィニッシャー兼除去を備えていることで殴り合いでは強力だった。
当時の環境トップは牙王ゴースネルやかえんぎりといったカードにより強化された奇跡テリー や魔法陣ゼシカなどでしたが、少しとはいえ魔剣士側のデッキに幅ができたことでランクマッチを楽しみやすくなった印象があります。今思い返せば、ラーミアやドレアム以外は純粋なカードゲーム感があったのも良い環境でした。
4弾 モンスターもりもり物語(ストーリー)
ランプピサロ
ゾンビについては運営の猛烈なガナサダイ推しもかなわず、シンプルにコストを踏み倒すアスラアスラゾルデが使われることになった。また2弾の7ネルゲル同様、3オルゴはピサロ独自の強力な勝ち筋となった。上のデッキリストは当時勇者杯で用いられたものそのまま、下のデッキリストは貰ったものであるが、見て分かる通り新カードが少ない。
要因としては2つあり、1つ目が最もパワーのあるランプピサロで組もうとすると強力無比なアスラアスラゾルデに寄せざるを得なかったこと。2つ目が新カードのほとんどがゾンビピサロ前提であり汎用性のあるカードがほとんどなかったことがある。ランプピサロを強化するMP加速や汎用フィニッシャーカードを出していないあたりに当時の運営の慎重さがうかがえる。
まず4弾のことを思い出したときはドラゴンミネアのしんりゅうがチラつきました。実際ナーフされるまではピサロの全デッキが否定されており、とても戦えたものではありませんでした。
その後大幅なカード修正が入ったことで、やっとピサロの4弾が幕を開けることになりました。しかしそこには、4弾のゾンビ推しをほぼ無視したようなランプピサロの姿がありました。この要因になったアスラアスラコンボは、タタリ御膳以外に組み替えても強力なことやオーレンが控えていることで隙がありませんでした。
当のゾンビ軸自体はファンデッキ止まりで、本格的に使えたのはスタン落ち直前でした……。アグロピサロは、ゲマをサーチできるエビルマスターの追加によって、若干の強化を得ました。アグロとしては異質なサーチユニットの採用もアグピらしかったです。
5弾 勇気の英雄譚
エイトピサロ
安定性抜群でデッキパワーも全体を通して非常に高かった人気デッキがこの弾で登場した。姫君との結婚からの進化の秘宝、毎ターンはげしい炎というのは圧倒的パワーを誇っており、これより遅いデッキは存在できないとまで言われた門番的存在(占いミネアは例外だった)。
勇者ソロがナーフされることで始まった、英雄が初めて登場した弾です。英雄というシステムで主人公達が登場してくれたことには今でも感謝しかないです。錬金不可なのは賛否ありましたが、ライバルズのアイデンティティとなる要素でしたし主人公たちが登場するのにこれ以上ないデザインだったので大好きでした。
当時は登場して間もなかったこともあってか様々な型のエイトピサロがあり、Twitterを眺めているだけでも楽しかったです。ロトが強化されてからは、急増したアグロゼシカを対策する必要が出てきて形が定まったというような記憶があります。それでも苦手でかなり負けてはいました。
ロトランプピサロについてはこのときからメイデンドールと合わせての採用で使われていましたが、火力耐久ともに強化された6弾の項で書いています。ロトが使われたデッキとしてはアグロピサロも挙げられますが、こちらはあまり代わり映えしていないので割愛させていただきます。
6弾 小さな希望のシンフォニー
ロトランプピサロ
初めて自分で一から組んだデッキでレジェンドに到達できたデッキ。パワーの高いアスラアスラゾルデ、プチタバオムのために序盤を凌ぐというコンセプトがハッキリしているのが特徴で、デッキリストが綺麗にまとまっているのもお気に入り。当時まだ除去の少なかったピサロでありながら、こまめに盤面をとる戦い方ができた。とにかく楽しかった記憶がある。とかげ2枚は多いので今考えればメイデンドールを1枚挿していたかもしれない。
エイトピサロ
プチターク、ヘルバオムの登場によりエイトピサロのパワーは衰えるどころかむしろ増した。またとげぼうずやピサロのてさき、ラプソーンといったカードによって前者2枚は序盤、後者はバトル全体を支えるカードとして選択肢になった。こちらのエイトピサロのリストは勇者杯で用いられたもので、ヘルバオム早期着地が印象に残っている人も多いのではないだろうか。
タバサ磁場ピサロ
この弾で魔剣士に当てられた英雄のタバサを上手く使うことに焦点を当てたデッキ。魔界の磁場を3回以上使えたり無駄に多かった特技を活かすことができたりと、これまでに無い動きができるいいデッキだった。
レックストルネコにレックステリーと、とにかく苦しい環境であり、さらに魔剣士がもらったのはパワーの高いシンクロではなく絶好調でした。とはいえヤバいカードの宝庫と名高い7弾は伊達ではなく、しっかり超強化されました。なんならこの当時まだ珍しかった魔剣士のナーフもきました(ヘルバオム)。
7弾 光と闇の異聞録
エイトピサロ
こちらも当時の勇者杯で使われたリスト。アンルシアロングゲーム環境で勝ち抜く役割を持つために、激昂やメガトンケイル採用でコントロールに寄せられた型。スタン落ちの影響で落ちた枠に、数は少ないが強力な新カードが採用されている。中でも特筆すべきはエビルプリーストで、このカードが最終盤のパワーを環境トップクラスにまで引き上げていた。
ゾーマ魔王ランプピサロ
遂に再登場を果たした大魔王ゾーマだが、弱くはなくとも決して最強ではなかった。大量の魔王やまおうのたまご、れんごくちょう、あくまのきし等魔王デッキの中核となるカードは十分追加されていたため、悪いのはゾーマ様だと言われれば反論はできなかったのが切ない。
初めてのスタン落ちであり、がいこつ等別れが寂しいカードは多かったですが、他リーダーのカードが落ちたこともあり新鮮な気分でプレイできました。ただオーレンの穴は大きかったため、このときから再登場を願うようになりました。それがあんな風になるとは思ってもいませんでしたが……
この弾では魔剣士初のアナザーヒーローとして魔勇者アンルシアが登場したのですが、入手条件が厳しかったため毎週この弾を引く生活を8弾後期までしていました。しかし頑張って入手した割には、ピサロが好きすぎるためあまり使わないままになってしまいました。当時ドラクエⅩをプレイしていたら、使う機会も半々くらいになっていたかもしれないです(それくらい魔勇者は良いキャラでした)。
8弾 一攫千金!カジノパラダイス
フローラアグロピサロ
天空の花嫁フローラが追加されたことで、スタン落ちによる弱体化を乗り越えて舞い戻ってきた。以前のものよりHPを削る速度は落ちたが、ゲマを自然に引き込みやすくなっており最後の最後までワンチャンスあるデッキとして使われた。荒れた前評判の割に弱かったエッグラ&チキーラも、このデッキでは標準スタッツでバーストが出せるため使われることがあった。
フローラランプピサロ
こちらも貰ったデッキで、サンディが特徴的な形。サンディは細かく盤面を取れたり死亡カードの餌になったりとランプピサロにうまく噛み合っため、使ったときに感動したのを覚えている。
WH魔王ランプピサロ
2つ目の自作デッキで、こちらもレジェに到達できたことが思い出深かったため保存していたもの。だいぶ荒れ狂ったデッキリストで今見ると苦笑いしてしまうが、フローラ登場後すぐでWヒーローで使っている人が少なかった頃に使っていたものにしては上出来なのではないかと思う(Wヒーローが流行ったのはフローラが上方修正されてからだったような記憶)。
この弾と9弾は、2大魔剣士カードの冬(偏見)でした。共通点としてはどちらも弾のコンセプトデッキが弱い(タイタスのないデボラコインピサロ、イレブンピサロ)ことで、デッキとしてはあまり代わり映えしませんでした。
唯一の救いとしてはこの弾にはフローラがあることで、魔王ピサロのパーツとして十二分の性能でした。上方修正後はとげこんぼう等が採用されLv3を使うものも出てくるほどで、フローラランプピサロはとにかく型が広い印象でした。
9弾 再開と誓いの世界(ロトゼタシア)
ビアンカピサロ
ネタデッキではあるが、ビアンカ派である私が紹介しないわけにはいかなかったため載せる。紹介する中では一番構築に自信がないが、低コストで固めておにびドングリからの魔力解放や集めたコインのBETなどでバーストすることは覚えている。ビアンカのレベルアップにかかるコストが高かったためにフローラを入れることもかなわず、堪え忍ぶのが厳しかった。
ここはれんけいがコンセプトの9弾だぞと思った方もおられるとは思いますが、当時のイレブンピサロのデッキパワーは悲惨だったので許してください。本当に無理でした。
新カードでは第一線で戦えるカードがホメロスとガリンガついでにウルノーガ&ウルナーガくらいしかなかったので、デッキを改良しようとしてもそれらをエイト・魔王に入れるだけでした。
では変化がなかったかと言えばそうではなく、2・3弾がスタン落ちした影響でベビーパンサーやドン・モグーラ、メガトンケイルといったエイトピサロの中核をなすカードが使えなくなりました。このためパワーダウンは避けられませんでしたが、新カードのポンポコだぬき、ヘルコンダクター、ニズゼルファでかろうじて生き延びていたため、そこは流石の人気だと感じました。
ただ、8弾で復活したアグロピサロに関しては、パーツが全て落ちたことで息の根を止められました。この2デッキについて悲しんでいた中でドレアムやラーミアとさよならできたのは不幸中の幸いでした。
10弾 破壊と創造のフロンティア
フローラ塔ピサロ
10弾が登場した月にビルドを持っていなかったため使ったデッキだったが、当時Tier1だった奇跡テリーに有利だったため運もあいまってランクインできた一番好きなデッキ。最初で最後のランクインなため、思い入れも強い。当時、このデッキについて書いたのがこのブログを始めようと思ったきっかけでもある。なぜかまだ残っていたので、自分の記録として載せさせていただく。(↓GAME BOX様)
https://dqr.game-box.xyz/userdeck/detail/356
ビルド塔ピサロ
このデッキは知っている方も多いだろう。ビルドがナーフされた後にゼルドラドが追加されたことで頭角を現した塔ピサロで、非常に綺麗にまとまっているデッキリスト。豊富な除去による高い盤面形成力、4塔や早期ゼルドラドといった上振れを備えていたため、文句なしのTier1となった。
ビルド毒ピサロ
ゼルドラドがナーフされてから特化したデッキが組まれるようになった中で生まれたものの1つ。ナーフされる前は強すぎて不快に思われることもあっただろうが、この頃の毒デッキは許される強さだった。
フローラ毒ピサロ
こちらもゼルドラドがナーフされてから生まれたもの。魔王があることで効果を発揮するカード主体で組まれているが、フローラがあることで攻守に幅を出せた。
フローラ魔王ランプピサロ
魔王ごちゃ混ぜで楽しんでいたときの自作のもの。割とどのデッキにもそこそこやりあえることやバラモスの効果対象が多いような形にしてある。
初めて建物、拡張カードが登場した弾であり、勇者杯が中止になってしまった弾です。新弾も延期になってしまったために4弾のカードがヤケクソバフされたりもした、とにかく長い環境でした。そのため、このときに作ったデッキはゾンビデッキ等たくさんありますが、代表して5つ紹介することにしました。
真1弾 英雄たちの凱旋
ビルドガーデンピサロ
アンデッドガーデンが環境を取ることを誰も予想できなかったデッキ。ばくだんベビー+供物やブラックベジター等によって盤面をとりつつ死亡回数を稼ぐ動きで序盤を凌ぎ、8MPでカウントが2倍になったところですぐ踏破してしまうのが非常に強力だった。フィニッシュにはナーフされながらもサマルトリアと組むことで炎まで吐くエビルプリーストを筆頭として、盤面を奪取してから盾をはるトーマ王子が用いられた。
ナーフ後ビルドガーデンピサロ
ナーフ後にアンデッドガーデンを活かしたくて組んだデッキで、弱体化されて難しくなった踏破のためにデッキの大部分をユニットに費やしている。ただ費やすだけではなく、横展開が強いカードを選りすぐってアグロのように動ける構成にすることで、早期決着と踏破の二択を迫れるようにしていた。
レジェンド各種がフィニッシャーとなり、トーマ王子の護りの盾を最も強く使える点が楽しかった。
ムーンブルクピサロ
とんでもデッキではあるのだが、勧められて使ってみるとこれが楽しかった。ひたすらに特技を使い続ける戦い方をするが、全体的に除去が多いことからかなり受け寄りのデッキだった。そのため展開してこないマッチは厳しいものがあった。特技の切りどころは難しいものの、ピラミッドアリーナすら受けきって勝つことができかつあのオーレンを救えるデッキだったため個人的な評価は高め。
長い長い牢獄(10弾環境)から解き放たれたことや1サマルが印象に残っている弾ですが、ナーフされた後のバランスが取れすぎてて過疎っていたのもこの弾です。新弾延期により生きながらえていたエイトピサロも、私の大好きなとげこんぼうと共に落ちました。
それからは解放感やデッキの種類の寂しさもあってかいろんなデッキを触りました。その中でローレピサロも考えたんですが、ユニットによる除去が貧弱で解放、供物の使えない魔剣士ではただの縛りプレイだと感じて断念した記憶があります。触ってないことはないんですが、しっかり形にしておられる方もいたのでもう少し使い込んでみれば良かったかなと思ってます。
真2弾 そして伝説は高らかに
レックピサロ
スキルブーストによく似た「熟練度」を携えたレックは、エイトピサロの代わりに使えと言わんばかりに猛プッシュされた。バトルシェイカーはとげこんぼう、しにがみへいは死への誘いという具合に対応しており、パワーも高かった。エイトピサロとの違いはヒーロースキルや鍛練で特定のカードを強化できたり序盤から攻めたりすることができる点で、人によって使い方や組み方が全く違うデッキだった。
レック塔ピサロ
カッコよさの権化のような新カードである、さまようロトのよろいを使わない手はないと思い組んだデッキ。レックピサロが盤面を取るデッキであり、テンションスキルも回しやすいことから非常に相性がよかった。レックデッキの私の使い方がテンション主体であり、デッキ全体の熟練度を上げることを重要視していたため1コストを採用する余地はなかった。そこで闇への供物を抜くことで盤面を重視した。ナーフされた後くらいが丁度よい強さで楽しめた。年末にこのデッキを用いてギルドのプチ大会に参加し、さまようロトのよろいを活躍させることができたのも思い出の1つ。
この弾で登場した3ヒーローのうち、ピサロに与えられたのはレックのみというこれまでにない扱いを受けました。それぞれが汎用性を捨ててコンセプトに特化したデザイン(伝説の勇者:超スタッツ冒険者&OTK、守護天使ナイン:地図による継続的なアドバンテージ)であったため、固有の冒険者や地図カードが存在しない魔剣士ではどうしようもなかったです。伝説の英雄を試したときが一番虚無でした。幸いにもレックは強力だったのですが、元気すぎるリーダーと共にナーフされたためハイブリッド型が組みにくくなってしまいました。
ほぼ全てのカードが熟練度関連でしたが、では次弾では控えめだったかと言えばそうでもありませんでした。この弾で追加された究極エビルプリーストのパワーは凄まじいものであり、最後までピサロを支えてくれました。
真3弾 星降りの決戦
ドレアムピサロ
主にホラーウォーカーのナーフ前によく使われた形。発表当初弱いと言われていたイズライール、ダークドレアムはその圧倒的なパワーでプレイヤー達を黙らせた。前弾拡張のマルタの精霊ワルぼうも活躍し、苦手寄りなナインバーンゼシカにすら平然と勝ち星をあげられるデッキだった。
ドレアム魔王ピサロ
新拡張を楽しむための魔王を大量に採用した形。豪快かつ強力な魔王達が戦う姿を堪能でき、最後にふさわしい魔王デッキだったのではないかと思う。
イレブンピサロ
地味に追加され続けた「れんけい」のバピラス、かくれんぼう、メタルトリュフに加えて最後の拡張とそれに伴う上方修正でついに楽しめるデッキになったデッキ。ドレアムが強いというだけで見向きされなかったのが惜しいほどに特有のパワーがあるのだが、その筆頭が歌姫のマポレーナである。スタッツ+1/+1の付与先にはステルス、におうだち、元々強力なフィニッシャー達があり使い勝手やプレイする楽しさは抜群だった。ライバルズが終わらなければこのデッキ単体で解説記事を書いていたと思う。
レックピサロ
ギルドの方から貰ったものそのままで、ラプソーンと新登場のロザリーがレックと好相性なレックピサロ。ラプソーンを十全に生かせる数少ない魔剣士デッキであり、錬金して良かったと思えるデッキだった。
イルルカあくまピサロ
こちらはこちらで貰ったデッキだが、デビルプリンス、デスカイザーが上方修正されただけあり十分なパワーを備えたデッキ。ドレアムに蹂躙されないように展開する必要があるためプレイは難しいが、あくま系独自の強みは他リーダーに負けないものであった。はず。
ダークドレアムについて、私は環境初期に使い倒してからは使用頻度が落ち、終盤はほぼ使っていませんでした。常に強力であり続け、ねっとりボイスで再生され続けたダークドレアムというキャラクター性は好きですが、強力過ぎる点を推し続けられませんでした。ただ、ライバルズで下から入場する迫力ある姿を見られたことには感謝しています。パワーがあるとはいえプレイは難しいものになっていたのは印象的でした。
サービス終了が決まっていなければどんな拡張がきていたのか、ドレアムがナーフされる予定があったのか等気になることは多かったですが、残念ながらこの弾が最後となりました。ロザリーが参戦できたこと、拡張で追加された魔王たちが単なる使い回し3Dモデルではなく特殊演出があったことには、この運営で良かったと思わされました。本当にありがたかったです。
その他あれやこれや
魔剣士修正内容大全(登場弾順)
※修正時期、系統の付与については省略させていただきます。デッキ画像に載せきれていないカードもあります。
2弾魔界の磁場 5コスト→4コスト
3弾つかいま 3/2/2→3/3/2
攻撃力の2倍回復→同じ分だけ回復
4弾アスラおう 8コストで-5→7コストで-6→-5
ガナサダイ 9/4/4→8/6/6→7/6/6
亡者の執念 4コスト→2コスト
デビルウィザード 4/4/4→3/4/3
バラモスブロス 6/5/6→5/5/6
5弾ホークブリザード 5/4/3→6/4/3
6弾ヘルバオム -2/-2を3回→2回
地獄への生贄 3枚ドロー→2枚ドロー
7弾まおうのランプ 効果がデッキ全て→手札
10コスト→テンション分下がる13コスト
9弾煉獄魔斬 後攻なら4コスト→常に5コスト
邪竜軍王ガリンガ 12/8/6→13/7/5
10弾墓所 1ターンに何度でも→6回まで
オーガソルジャー 3/3/3→3/4/3
魔元帥ゼルドラド
毒ダメージ+1永続→場にいる間のみ
真1弾アンデッドガーデン
8MPで耐久値+2→10MPで耐久値+2
踏破値13→15
デビルプリンス 4/4/4→3/3/4
真2弾バトルシェイカー 2/3→1/3
しにがみへい 5/4→4/4
エビルフランケン 5/5→4/4
真3弾デスカイザー 自傷軽減2→3
イズライール 7/5/6→7/5/5
ホラーウォーカー コスト下限なし→下限1
こうしてみると上方修正も多いですね。それによって環境に食い込めるほど活躍したというものはつかいま、アスラおうくらいですが、上方修正というものはこれくらいが良いと思ってました。
修正には妥当な理由があるため基本的には文句ないのですが、プチタークからサーチできるデザインとして作られたガリンガが攻撃力7になったのは切なかったです。
好きなカードたち
魔剣士のカードというだけでも好きですが、その中でも特に好きなものをピックアップしました。性能や使った頻度が高かったために選んだものもいれば、イラストや演出が好きで選んだものもあります。こういうのがあるのもカードゲームならではだと感じます。
マスターズで使ったピサロデッキ
二木Pが誕生日配信をしていた折に、普段マスターズはやらない私が対戦するに足るものを急いで考えたのがこちらです。ゾーマとダークドレアムを1ターンに置くことを目指した一発芸デッキだったのですが、決めきるところまでいけませんでした。
コンセプトの都合で低コストが多かったというのは言い訳になりますが、仕掛けられたレッサーデーモンじゃんけんに全勝してしまったことを申し訳なく思っています。(多分)メタデッキのように思われたのも、今では苦い思い出となっています。
マスターズには疎かったですが、デッキを知りたい、どういう強さなのか知りたかったこともあり、Tier1と聞いた墓所ピサロを数戦使いました。デッキは昔のものですが、マスターズはこれくらいで良いのかなと思いました。
終わりに
書き終えてみれば、思っていたよりまともなデッキが多く意外に思う気持ちと、こんなに長くて読んでもらえるだろうかという不安、それとなんとか記録を書き留められたという充足感が残りました。
デッキが残らないことを危惧して既存デッキをキャプチャして書き始めたものですが、文章とともに残せて正解だったなと感じています。実はそんなにランクマッチをやっていない(トータルで3000勝あまり、魔剣士のみでは3000勝に届かず)私ですが、いろんな人のデッキを見たり、バトルを観戦することが好きで長い間続けて楽しんでこれました。それを今回は生かせたかなと思っています。
ドラゴンクエストライバルズ(エース)はドラクエのソシャゲとしてはぶっちぎりで、ファンゲームとしては最高の出来だったと思います。イラストは宝ですし、ボイスもキャラを見れば浮かんできます。ライブラリも先ほど確認したところ締め切られていたので、ソロモードを周回して全カード集めて良かったなぁと感じます。
終わってしまって悲しく寂しいですが、今後このような課金したいと思える素晴らしいドラクエが登場することを願って締めさせてもらおうと思います。
関わってくださった方、私はドラクエをやり続けますので、またどこかでお会いしましょう!
今まで本当に本当にありがとう、さようならライバルズ!!!
※加筆修正後記
こんなにデッキを保持してたんだなぁと一年後になって引いてしまいました。ただ、デッキを残せたことは本当に良かったです。
定期的にお墓参りの気分で読めるように作れてるので、また気が向いたら来ようと思います。本当に読みづらかったのでかなり改稿したのですが、当時書いていなければ改稿することすらできなかったので書くという判断は正解でした。
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